汚れる程にカッコイイ RED WING ホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウト
今回は"ブーツなぴーきち"のブーツレポートです。
ツーリング情報ではありませんが、アメリカンバイクにピッタリなブーツを紹介させて頂きます。
まぁ今の時期は、まだまだ寒くてバイクに乗るのも億劫なので、バイクライフの方はストーブリーグに突入〜的な今日この頃ですw ( ゚∀゚)<モウトシヤナ
さて、今回ご紹介するのはレッドウィングのアイアンレンジャー#8083です。
ブーツ磨きが趣味で時折ブーツをピカピカに磨いているのですが、今回のブーツはいわゆるスエードのラフアウトレザーなので、残念ながら磨けませんw
しかしながらエイジングが進んだラフアウトレザーをSNS等で拝見させて頂くと、履き込む程に経年変化が全面に出て、スムースレザーとは全く違う表情になっています。
ちょうどプライベートで大きな転換期があり、過去の思い出とこれからの未来を歩んで行くのにぴったりなブーツだ、と直感し購入に至りました。
前置きが長くなりましたが、改めましてアイアンレンジャー#8111ホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウトのスペックとディテールを紹介させて頂きます。
○レッドウィング
レッドウィングはアメリカにあるワークブーツのブランドで、1905年にチャールズ・ベックマンにより設立されました。
MADE IN USAにこだわり、伝統的な製法で一足ずつ手作りされているそのブーツは"キング オブ ワークブーツ"と呼ばれ、世界中で高い人気を得ています。
◯購入先
今回は、大阪の南船場にあるレッドウィング直営店にてフィッティングさせてもらい、そのまま購入させて頂きました。
◯Red Wing Shoe Store 大阪 LUMBER CO.
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜日
◯アイアンレンジャー
新品なのですが、既になんとも言えない味があり、只者では無い雰囲気を醸し出しています。
アイアンレンジャーとは、レッドウィング社のあるアメリカのミネソタ州北部にある鉄鉱石の鉱山地域『アイアンレンジ』で働く鉱夫達を意味する言葉です。
彼らは爪先を保護するために、靴の先端部分に革を付け加えた"キャップド・トゥ"のブーツを履いていた事から、アイアンレンジャーブーツと名付けました。
◯スペック・ディテール
元は作業用ブーツなので、いかにも頑丈そうで無骨なデザインなのですが、現代ではその無骨さが逆に魅力的なデザインとなりファッション性へと昇華したのではないでしょうか。
デザインは、丈の長さ以外は1950年頃からあまり変わっておらず、余分な装飾等も無く、重厚感があり機能性が重視されたその姿は、まさに質実剛健な一足と言った佇まいです。
ラスト(木型)は8番ラストでスッキリとしたデザインなのですが、爪先がキャップトゥ仕様なので少しボリューミーな印象です。
アッパー素材は先ほども述べましたが、ホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウトというレザーを使用しており一般的な総称だとスエードレザーになります。
スエードとは革の床面(裏面)をヤスリやサンドペーパー等で擦り起毛させた革を指します。
一般的なスエード生地は、色は白っぽく表面はやや毛羽立っているのですが、ホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウトは、オイルが含まれているので、茶色味を帯びた表情となっており毛並みがしっとりと寝ているのが特徴です。
アイアンレンジャーの特徴であるキャップド・トゥーと呼ばれる爪先部分を革で補強した仕様。
横顔を見ていきましょう。
特筆すべきは、履き口部分のデザインが前から後ろにかけての斜めのラインが美しく、スタイリッシュな印象です。
履き口にはパイピングは無く、切りっぱなしとなっていいるのも大きな特徴です。
そして一般的なブーツのヒールカウンターは通常内側に設置されるのですが、アイアンレンジャーは外側に設置されています。
これは爪先のキャップドトゥ同様に、踵をより保護する目的と思われ、エンジニアブーツも同様の仕様となっています。
バックショットです。
ヒールカウンターとバックステイが一枚革になっており、無骨とは裏腹にどこか可愛らしくスッキリとしたデザインです。
向かって右側のトップ部分が少々歪なのは、ご愛嬌ですね( ゚∀゚)<ワークブーツヤカラナ
紐を通す部分は、下の4つがハトメ、上の3つはスピードフックになっており、ブーツの脱ぎ履きが容易になっています。
アウトソールには、ビブラムソールのビブラム430ミニラグソールを採用しています。
ビブラムソールとは、1937年創業のイタリアのアウトソール専門のメーカーです。
ビブラムソールはグリップ力が強くソールが減りにくいです。
今回もサイズはUS9のDワイズを購入です。日本表記だと27㎝に該当します。
ナイキ等のスニーカーを履く場合(今は履きませんが)は、US9サイズなのですが、同じサイズ表記でもレッドウィングだと少し大きめかと思われます。
中底は、オークレザーソールと呼ばれる厚さ4.2mmの革が貼られており、その内側にはコルクフィラーと呼ばれる厚めのクッション材が敷き詰めらています。
この仕様により履けば履くほどにオークレザーとコルクが沈み、自分だけの足型になり抜群の履き心地になっていくようです。
しかしクッション性は、スニーカーに比べると決して良いとは言えません。なのでわたしは、サイズ調整も兼ねて長時間履いても疲れないように中敷(
レッドウィング純正96318)を入れる前提でジャストサイズではない少し余裕のあるUS9を購入しています。
当然、種類やワイズによってサイズ感は違ってくるので、初めてレッドウィングを購入する際は、やはりお店で試着させてもらうのが一番です。
◯メンテナンス
M.モゥブレイのスエードカラーフレッシュは革の栄養補給と防水効果があります。
硬めのブラシはブーツ使用後に埃を落とすのに使用します。
ラフアウトは起毛素材なので、馬毛ブラシだと柔らか過ぎ埃を掻き落とせないので、仕上げ用に使われる毛並みが硬い
化繊毛ブラシか
豚毛ブラシが良いと思います。
ちなみにレッドウィング純正のラフアウト/ヌバック・クリーナーキットがあるのですが、こちらはブラシ中央に真鍮が使用されているので、起毛が抑えられた通常のスエードとは異なるホーソーン・ミュールスキナー・ラフアウトに使用すると、毛羽立ちが強くなる可能性があるのでご注意を。
SNS等でチェックすると、個人的にホーソーン・ミュールスキナーは経年変化による"汚れ"がメチャクチャ格好良いと思います。
しかし汚れと言っても表面に付着した泥や埃等はカビの発生原因にもなるので、使用後はしっかりとブラシで表面を綺麗にして、ブラッシングのみで育てていこうと思ってます。
◯#8083の着画↓
ややタイトなスキニーで、くるぶしまでロールアップ。
細身のストレートデニムと。
少しルーズなデニムと。
◯履き下ろしから5ヶ月が経過...
1日フルで履く事は週末だけなのですが、デニムのインディゴがシワ部分に付着し、イイ感じで汚れていますw
レッドウィングの革が足に馴染むまでの痛みに耐える、いわゆる"修行"ですが、今回は右足の指の付け根部分が痛くなり1ヶ月程苦戦しましたが、現在は革が柔らかくなり唯一無二のフィット感となっております。
◯バイクと↓
ワイルド感アップですw
光を放つクロームメッキの重厚感とラフアウトの無骨な表情とのギャップがとてもマッチしています。
アイアンレンジャーは、女性用も展開されているのでチェックしてみてくださいね♪
また機会があれば#8033のエイジングレポートをさせて頂きたいと思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
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