オイル系クリームを使ったダナーフィールドのプレメンテ
今回は、前回紹介させて頂いた全天候型防水ブーツ『
ダナーフィールド』の、初回メンテナンスを紹介します。(前回の記事は
こちら)
ブーツを長持ちさせる為には、初回のケアは結構重要なんです♪
それでは早速紹介していきたいと思います。
○ブーツのスペックと状態

新品の状態でも十分にオイルは含まれているとは思うのですが、特に海外のブーツは生産されてから日本に来るまでに、かなりの時間が経過していると推測されます。
なので初回メンテナンスは、革の劣化や耐久性に関わるのでしっかりと行います。
ダナーフィールドは、フルグレイン ウォータープルーフ オイルドレザーという特殊加工を行なった水に強い革を使用しています。
特殊な加工を行なっているとはいえ、銀面(革の表面)には塗膜等を施されていない自然に近いマットな風合いのオイルドレザーです。
なので今回は、ツヤを出す乳化性クリーム等ではなく、オイル系でメンテナンスをしていきます。
○今回用意したシューケア用品

○馬毛ブラシ
○オイル
以上です!w
まぁオイルを使用するメンテナンスだと、磨く工程が無いので最低限この2点のみとなりますw
そして肝心なオイルですが、フルグレインレザーは革の中でも高級レザーに当たります。
やはり"フルグレイン"と謳われると、愛情も相まってちょいと贅沢なオイルを使用したくなりますw
なので今回は奮発して高級オイルをチョイスしてみました♪

用意したのはコチラのオイル^_^ジャジャン♪

オイル オイルって言っておきながら"クリーム"という名称になってますが、主成分はニートフットオイル、ホホバオイルのオイル系のみとなっており、天然成分だけで作られています。
ワックスは入っていないので、出来るだけ表情を変えたくないマットな革にはピッタリです。
そして、有機溶剤も使用していないので、革を痛める事も一切なく、栄養分のみを補給できます。
ニートフットオイルとは、牛の足から加熱抽出してできる油、ホホバオイルはホホバという植物の種から搾油されるオイルです。
このホホバオイルは、保湿性に優れ抗酸化作用もある事から様々なスキンケア用品にも使用されています。
ひょっとして、このサフィールのオイルドレザークリームは、人間が塗っても効果があるのではないでしょうか( ^ω^ )ヌットクカw
防水の観点から考察すると、水を弾いてくれるミンクオイルが良いと思うのですが、特殊防水加工を行なっている革なので、ミンクオイルを使用する必要は特にないですね。
○メンテナンス
まずは塵や埃を取り除くために、馬毛ブラシを使ってブラッシングを行います。

新品なので、特に汚れはないので表面はサッとブラッシング。

シュータンの両サイドや、コバの部分は埃が溜まっているので念入りにブラッシングを行います。
それでは、サフィールのオイルドレザークリームを塗り塗りしていきます♪

蓋を開けると、おーこれは良い香りがするではないかぁ〜(* ´ ▽ ` *)
この香りはなんともフルーティな... 例えるならばぁ... そう!これは杏仁豆腐の香りがします!w
これは油断すると、思わずペロっと口に入れていまいそうになるので注意が必要w
それではオイルを塗って行きましょ...

わぁー!塗り過ぎたぁぁぁ!w
ついテンションが上がり過ぎて、めちゃくちゃつけちゃいました^^;
まぁお肌に優しい天然成分ですし、しっかりと伸ばせば問題は無いでしょう( ̄▽ ̄;)アハハ…

靴紐を通すアイレットの内側、シュータンにもオイルを塗り込みます。

コバ部分も革なので、しっかりと塗布していきます。

そして、忘れがちなシャフト上部の内側です。
この部分は、脱ぎ履きする時に力が掛かる箇所なので、ヒビ割れ防止の為にもしっかりと塗っておきましょう。

オイルを革部分全体にくまなく塗り込んだ後、最後にブラッシングを行い余分な油分を全体に馴染ませていきます。
風通しの良い場所に1時間から3時間程放置します。
そして革表面に、吸収されなかった余分なオイルが浮き出ている場合は、ウェス等で拭き取り再度ブラッシングして完了です。
○メンテナンス完了

全体的に潤いとハリが出たように感じます♪
( ^ω^ )ケショウヒンカヨ
塗る前と塗った後では、多少しっとりとはしていますがマットな質感はそのままで、特に大きく変わった印象はないです。
しかし栄養補給はこれでバッチリです♪
ここで防水スプレーもすれば完璧ですが、ブーツ自体が防水なんで特に問題はないでしょう。
○まとめ
今回はサフィールのオイルドレザークリームを使った、ダナーフィールドの初回メンテナンスでしたが、マットな表情はそのままに栄養補給のみを行なったシンプルなシューケアとなりました。
オイルもしっかりと補給できたので、これで半年はガンガン履いても安心といったところです。
オイルドレザーの面白い所は、マットな表情と、そして乳化性クリームを使うとピカピカのツヤのある表情にもできるので、次回メンテナンスではツヤを出してみようかと思います。
良いものを永く使う... 定期的にメンテナンスをして頂いて、革製品独特のエイジングライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
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