まさかまさかのドンピシャ激突❗丹後半島一周ならずの事故ツーリング
今回は、丹後半島一周ツーリング”伊根の舟屋を巡る旅”を紹介する予定でしたが突然出現したイノシシに激突しバイク事故をおこしてしまった回となります。
事故直前までの丹後半島の素晴らしさと事故の詳細を紹介させていただきます。
それでは”イノシシ事故ツーリング”(イノツー)のはじまりはじまりです😭
2020年2月23日
今回の丹後半島ツーリンングにはにニンジャのマフラーを交換すると言って1年以上放置しているシマゴンが帯同しますw
今回のルート
大阪から出発し大山崎ICから京都縦貫道を使用し北上。宮津天橋立ICで山陰近畿道にシフトし京丹後大宮ICで高速を降り府道663号線で琴引き浜を経由。国道178号線で丹後半島を時計回りにグルっとまわり、伊根の舟屋そして天橋立を巡るルートです。
出発前に空気圧のチェックです。ツーリング前の必須項目ですね。私のダイナの空気圧は珍しく正常だったのですが、なんとシマゴンのニンジャの空気圧が半分近く減っていました。

シマゴンのバイクはあまり空気が抜けるイメージがなかったのですが、測っておいて良かったです😲このままツーリングに出発すると危なかったかもしれません😱 やはり冬場は注意が必要ですね。

ダイナの朝食(ガソリン)を済ませ出発です。今日も良い天気です😁

いつもの大山崎ICから京都縦貫道に乗り北上します。
非常に天気も良く快適に走っていたのですが、なにやら空模様が”どんより”してきました😲
そして嫌~な予感が的中です。最初は小雨程度だったのですが、次第に雨足が強くなり走行困難に😥
たまらず道の駅 ”京丹波味夢の里”に避難です。

気温が低いのでこの時期の雨は本当に堪えます。

あまりの寒さでカップヌードルで暖をとります。落ち着いた所で緊急会議です。天気予報では本日は晴れのち曇りだったのですが、かなりしっかりとした雨模様です。『今日はもう中止にして引き返そうか』と話していると、なんと雨が止み雲の隙間から太陽の光が差し込みました。雨雲レーダーを確認すると雨雲はほぼ消えていました。
顔を見合わせ『行くしかないっしょ❗😁』と・・・
”たられば”なのですが、ここでもし引き返していれば”あんな事にはなっていなかった”と思ってしまいます。もう運命で決まっていたんでしょうね・・・

京丹後大宮IC(終点)から府道663号線を走り、まずは琴引浜を目指します。ここから琴引浜までは約18キロ、時間にして30分位です。
琴引浜

この日は海も大荒れでかなりの強風です。かなりジャンクな波になっており、さすがに波乗りされている方もいないですね。

だ~れもいませんw
琴引浜は”鳴き砂”で知られる美しい砂浜が広がる景勝地です。”鳴き砂”は摩擦係数の大きな石英を多く含み、砂の乾燥した時期に歩くと「キュッキュッ」という音が鳴ります。
砂浜が汚染されると砂は鳴かなくなる為、綺麗な砂浜を守るために保全活動がされており、地元の方たちによる「琴引浜の鳴き砂を守る会」の清掃活動によって美しい砂浜が保たれています。
せっかくなのでビーチに行ってみます。

シマゴンが波打ち際で”きゃぴきゃぴ”してます😅(笑)

本来なら美しいビーチ、青い海が広がっているのですが、あいにくの天気と荒波の影響で海は真っ白です。

とりあえず”鳴き砂”やってみましたが、湿っているので全く泣きませんでした😂w
琴引浜を後にし丹後半島を時計回りに海沿いを走ります。
見晴らしが良い場所を見つけたので国道を外れ寄り道です。
この時期ならではの荒れ狂う波、冬の日本海の荒々しさを感じられる景色でした。逆に夏は穏やかで美しい景色が広がるので、次回は初夏に訪れてみたいですね。
美しい景色が続きます。国道をそれ、細い道を走りながら海辺の景色を楽しめるのもツーリンングの魅力ですね。

結局この日は北風が非常に強く雨が降ったり止んだりで厳しいコンディションです。
城嶋公園(しろしまこうえん)
琴引浜から北に8キロ程走ると城嶋公園があります。

城嶋は周囲4キロほどの小島で、ここからの景色は素晴らしいと評判なので行ってみたいと思います。
島に架かる橋を渡り階段を上ります。

かなりの勾配があり結構上って行きます。

天気が残念ですが、なかなか良い景色ですね。

島の先端に到着です。景色というよりも海面のウネリが凄いです。
波が磯にぶつかり炸裂しています。しかし凄い迫力です😲
「すみませ~ん❗そこに立ってると波に飲まれますよ~❗」www
どうやら海の男を演じているようですね~w
危険なので”良い子はマネしないように”ですね😲

強風吹き荒れるなか海沿いの道を進んで行きます。強風と高波による波しぶきが凄いです。帰って洗車しないとサビサビになりそうです。
かなり過酷なツーリンングとなってしまいました😂
立岩(たていわ)

城嶋公園から3キロほど走ると立岩があります。中央に立岩が確認できますが、ここからですと少し遠いですね。近くまで行けそうなので行ってみます。
オーストラリアのエアーズロック⁉とまではいきませんが、その様は海岸に悠然とそそり立っており、かなり迫力があります。
高さは約20Ⅿもあり巨大な一枚岩です。縦に入った筋状の岩肌が荒々しさを感じますね。
時代劇の撮影地としても有名で「最後の忠臣蔵」、「利休にたずねよ」などの撮影が行われました。
近くにキャンプ場もあるので周辺の景色を楽しみながら、のんびり訪れる事もできます。
走り始めるとまた雨足が強くなりました。

走行困難になり仕方なく雨宿りです。冬場のツーリングはただでさえ過酷なのですが、雨に濡れると精神的なダメージも大きいですね。冬ツーリングの前は綿密な天候のリサーチも必須ですね~😂
若干雨が小康状態になり出発です。
屏風岩(びょうぶいわ)
少し遠いですが、写真中央の岬の前に平状の岩がそそり立っているのが”屏風岩”です。
高さは13Ⅿでその名の通り、海面から屏風をたてたように見える形から名づけられました。
1500万年前に堆積した火山灰などの地層中に貫入したマグマ(地下から噴き出したマグマ)が固まったものです。貫入した溶岩石は周囲の岩石よりも硬いため、削り残され現在の姿になりました。
写真が悪くて申し訳ございません<(_ _)> 次回リベンジしたいと思います😅
また雨足が強くなってきました・・・
そして、その出来事は一瞬でした。
178号線を走行中に反対車線右側の障害物の間からいきなりイノシシが飛び出し、バイクの前輪がイノシシの横っ腹に衝突。
その瞬間、反射的に急ブレーキ、そしてハンドルを左にきり、わたしはバイクもろとも右側反対車線に滑って行き投げ出されました。
ぶつかる瞬間にイノシシと目が合ったような気がします。
私の左足首はバイクと地面の間に挟まれていましたが、すぐに足を抜き立ち上がりしばらくその場に立ち尽くしました。
不思議な位に身体の痛みは全くありませんでした。
後方を走行していたシマゴンを見るとバイクに乗ったままピクリとも動きません。あまりのショックに硬直しているのでしょうか。
イノシシに目をやると、イノシシは横たわり苦しそうにキーキーと泣声を上げながら前足を前後に素早く動かし、もがいていました。
わたしは、ふと我に返り自分とバイクが道路の反対車線にいるのに気づき、倒れているバイクを起こし避難することに。
何台かの車が通りがかりに「大丈夫か⁉」と声をかけていただきました。車を停車し駆けつけて頂き「怪我はないか⁉」と心配していただきました。
イノシシに目をやるとイノシシは息絶えていました。
衝突の勢いで吹き飛ばされたiphoneをシマゴンが持ってきてくれました。
iPhoneに血が付いており自分の身体を確認したのですが、外傷はない様子です。
イノシシを見るとイノシシの周りに血だまりが出来ていました。恐らくイノシシの血だろうというのが確認できました。
iPhoneのガラス面がバキバキに割れ電源が入りません。
「写真を撮らなければ」と思い、もう1台ある会社のiPhoneで写真に収めました。
1メートルを超えるイノシシがよこたわっており、なぜ自分がこんな目にあってるのか、目の前の光景が信じられませんでした。

被害は車体左側に集中し、左側タンクのへこみ、お気に入りのエンブレムが削れています。その他はシフトペグがひん曲がり、フットペグ、ヘッドライト、ハンドルグリップ、ミラー、クラッチレバー、プライマリーカバーが損傷しました。
通りがかりの方が、近くに駐在所があるのを教えていただき、シマゴンが連絡してくれました。

程なくしてお巡りさんが到着です。

怪我と事故の状況を確認してもらいました。

バイクの損傷具合を見てもらい、バイクが動くかどうかの確認です。
エンジンをかけてみると3回程セルを回すと難なくかかりました。「近くの駐在所にとりあえず移動しましょう」という事なのでバイクに乗って移動です。シフトペグがひん曲がっているので、シフトチェンジが出来ないため、ローギアのままで移動しました。

必要な書類の作成と、保険屋さんに連絡です。野生動物の事故では保険がおりないそうです。
シフトペグさえ何とかすれば自走して帰れそうです。
お巡りさんに1メートル程のバールを借り無理矢理こねてシフトチェンジ出来るようにしました。

もうなんか滅茶苦茶ですねぇ。「ごめんなダイナ君」とぽつり・・・。
お巡りさんに話を聞くと、真冬のこの時期にイノシシがふもとに降りてくることは滅多にないそうです。恐らく山に食べ物がなく、畑の作物や漁港の魚、海藻などを目当てに山を下りて来たんではないか?と言う事です。そして基本的には夜行性なので、よっぽど運が悪かったんでしょうね。
インスタのフォロワーさんにも教えて頂きましたが、この付近はイノシシの他にもシカや猿の野生動物の往来が多いそうです。注意が必要ですね。
そしてお巡りさんに、後に後遺症が出ることもあるので「必ず病院にも行くように」と言われました。それから「今は身体のどこも痛くないけど、翌日は起きれないくらい全身が痛くなる」とも言われました。
シマゴンはわたしが、イノシシにぶつかった瞬間にイノシシの体毛に蓄積されたホコリが舞い上がり、その煙の中に消えたそうです。そしてその瞬間死んだと思ったそうです。
命があって本当によかったです。
それでは撤収です。
帰りの運転中に徐々に左半身、特に左足首が痛み出してきました。あとで調べると事故直後は体内からアドレナリンが分泌され、あまり痛みを感じないそうです😥
自宅に帰りビールを飲んでいると更に痛みが増してきました。
翌日、全身が筋肉痛のようになり、案の定ベッドから起きれなくなったのは言うまでもありませんw😭
ベッドの上
チクショ~❗なぜあのタイミングでイノシシとドンピシャ激突やねん❗❗もしあの時”5秒❗” ”5秒どこかで時間をずらしていれば❗” ”もしあの時トイレを我慢していれば激突する事は無かった~”と後悔ばかりです
😭
しかし、もう運命で決まっていたのでしょうねぇ😱
チクショ~❗絶対に復活してやる~❗❗❗とベッドの上で決意しましたw😭😭😠
以上、丹後半島イノシシ激突ツーリングでした。
今回のまとめ
天候、コンディションともに最悪だったのですが、丹後半島の海沿いの景色と自然は素晴らしくツーリングには最高のルートです。今回は紹介しきれなかったのですが丹後半島の景勝地が多数点在しており、とても魅力的なエリアです。
事故をおこしてしまい強制終了となりましたが、再度チャレンジし丹後半島の素晴らしさをお伝えできればと思います。
皆さんも野生動物の往来には十分ご注意下さい。
インスタのフォロワーの皆さんの応援が本当に励みになり、感動し復活の原動力となりました。感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました😆🙇♂️
最後まで読んで頂きありがとうございました<(_ _)>
☆この記事を気に入って頂ければ”にほんブログ村”の方にポチっと投票よろしくお願いいたします。
スポンサーサイト
コメント