源泉100% 約100年の歴史を誇るレトロ銭湯
前回に引き続き、淡路島ツーリングその4は、淡路島北部の岩屋にある銭湯を紹介します。
今回の旅にあたり、淡路島に源泉掛け流しの外湯はないもんかなぁ〜と、探すもヒットせず...
しかししかし、諦めずに探しまくった結果、水風呂ではありますが100%源泉を引いたお風呂屋さんを発見しました。
しかもレトロな佇まいの昔ながらの銭湯との情報で、もうレトロ大好き"レトラーぴーきち"にはたまらないお風呂屋さん...それが今回紹介させて頂く『岩屋温泉 扇湯』です。
ランチを頂いた、イタリアンレストランのまるみ食堂さんから目的地の岩屋温泉 扇湯さんまでは、淡路島の西海岸を走る県道31号線のルートで距離にして約56km、時間にして約1時間20分です。
島の中央を走る神戸淡路鳴門自動車道を使えば1時間弱で行けるのですが、ここは淡路島一周の"アワ1"も一つの目的となっているので、海沿いの道にこだわっていきたいと思います。
それでは出発です🏍💨

時刻はもう15時を過ぎています... 今から扇湯に向かいお風呂に入り、この現在走っている県道31号線の通称
淡路サンセットロードで、夕陽を眺めながら走るというミッションなのですが、果たして間に合うのかどうか非常に微妙です
(; ' ∀ ' )
"夕陽を眺めた後に、ゆっくりとお風呂に入れば良いじゃないかぁ"と仰られるかもしれませんが、夕方には洲本市まで戻りチェクインを済ませた後、夕飯に予約したお店に向かわねばなりません...
打ち合わせの時は「行ける行けるぅ〜楽勝やん」と言っていたのですが、やはり机上の空論、実際にやってみると厳しいです
( ̄ー ̄;)イツモノコトカァ

海が近くて気持ちの良い道です♪

この景色が夕日に染まるんですねぇ〜♪
非常に楽しみなのですが、間に合うのかどうか...

おっ ここはインスタでよく見る"Supremeの壁"ではないかぁ
インスタ用に撮影していきたいところですが、もうそんな余裕はありません💦

前方に明石海峡大橋が見えてきました。
橋まで行くと淡路島一周"アワ1"は達成です。

明石海峡大橋を越え、岩屋商店街を抜けて狭い一方通行の道を進んで行きます。

おぉ〜 ここが扇湯さんですねぇ♨️

これはこれは なんともノスタルジックな雰囲気が漂っています。
アーチ状に型取られた入り口なんかは、どこか洋館っぽく南国感?がありますね。
扇湯さんは、戦前から続く歴史ある銭湯との事ですよ(・Д・)スゴイ

扇湯さんの並びには"ふろやのよこっちょ"という立ち呑み屋さんがあります。
ココも、なんかめちゃめちゃ良い雰囲気です
( ^ω^ )
バイクを停める場所はないかなぁ〜と辺りを見渡してみたのですが、駐輪所や駐車場はなさそうです。
扇湯さんの前に停めれない事もなさそうですが、電動カート&自転車が既に停まっています。
どこか他の場所に停めて歩いて来るかぁと思ったのですが、ちょうど通りかかった方に「扇湯さん来たんかぁ バイクか?そこ前の駐車場ワシのとこやからそこ停めたらええわぁ」と、言って頂きましたぁ♪
ありがとうございます!
いや〜しかしこのエリアは、日本の古き良き時代の雰囲気と人情味も感じます(* ´ ▽ ` *)
銭湯の入り口に立看板があります。
源泉100%水風呂と書かれていますね♪
営業時間は15:30〜22:00、料金は大人420円、小学生150円、幼児60円となっています。(2023年4月現在は大人450円 小学生160円 幼児60円)
そしてタオル、石鹸が無料と書かれていますよ!( ゚∀゚)フトッパラヤ
それでは暖簾をくぐり、館内へお邪魔しましょう♪

いや〜良いですねぇ〜( ^ω^ )
やっぱ靴箱は、木の札が鍵になっているこの昭和スタイルがイイんですよねぇ( ^ω^ )ブーツハハイランケド

靴を預けて中へ入ります♪
駐車場の案内があります。

やはり扇湯さんに駐車場はありませんが、近くに市営パーキングがあるようです。
60分無料というのは嬉しいですね。

館内も外観と同様に年季を感じるレトロな雰囲気が漂っています。
天井や梁なんかは当時のままといった印象ですが、床なんかは張り替えられており、所々リフォームされているようです。

番台には、扇湯を切り盛りされている、おかみさんが座れられています。
おかみさんは扇湯の3代目に当たるそうで、時折常連さんと楽しそうに談笑されているのが印象的でした。
しかし、この番台...年季を感じる素晴らしい味が出ていますねぇ

アンティークな時計も現役で時を刻んでいます。
そして、奥に見える昭和のパーマ屋さんにあるようなマシーンは一体なんでしょうか...
調べてみると、なんとドライヤーでした!
しかしあのマシーンで乾かすと、一体どんな髪型になってしまうのでしょうかw

鴨居に飾られている浮世絵は、江戸時代の銭湯の風景画でしょうか。

それぞれの人間模様が描かれた、当時の賑やかな雰囲気が伺えますね。
おっとぉ この絵をニヤニヤしながら見入るのは、ちょっとマズイですね( ̄▽ ̄;ヤバイヤツトオモワレル

館内には淡路島の特産品や地元の方のアート作品でしょうか、様々なお土産も販売されています。
それでは脱衣所に向かいましょう。

こちらが脱衣所です。
歴史が刻まれたロッカーや脱衣籠、ここはまるで博物館のようです。

そしてこの漢数字が書かれた脱衣箱、ちょっとやそっとでは、この味のある経年変化は出ないでしょう。
調べてみると、こちらのロッカーと入り口の番台は、惜しまれながら廃業された大阪住吉区の伝統的な銭湯『牡丹湯』のものを受け継がれたそうです。

この体重計、なんかめちゃ懐かしいです。幼い頃、近所の銭湯にもありましたよぉ♪
無駄にデカいのがイイんですよねw

"ドライヤー 1回20円 入れてネ❤️"と書かれたブタの貯金箱が、なんとも哀愁が漂いますw
それでは、服を脱いで浴場に進みましょう。

浴場に入ると、左手に源泉100%の水風呂があります。
"岩屋温泉(単純弱放射能泉)低張性・弱アルカリ性 冷鉱泉(泉温19.7℃)"と表記されています。
さすがに、いきなり水風呂に入る勇気はないので、しっかりと温まってから入る事にしますw
こちらは洗い場です。

いや〜コチラも時代を感じます♪
剥き出しの配管と、蛇口を開くコックがそれぞれ違うのも妙に味がありますねぇ(゚∀゚)

洗面器はお約束のケロリンですねw
しかし、こちらの洗い場には蛇口のみでシャワーが無く、そして椅子もありませんねぇ...
おっ あちらにも洗い場がありますよ

こちらの洗い場にはシャワーがあります。
そして椅子もちゃんとありますね。
このエリアもリフォームされた印象です。
しかし鏡の位置が非常に高いですねぇ これは一体...(´^`).。oஇ

こちらがメインのお風呂になります。
青いタイルと白い目地が美しく、とても珍しい"わっぱ形"の湯船です。
外側には湯船を囲うように段差があり、湯船と段差の間が溝のような構造になっています。
なぜこのように特徴的な構造になっているかというと、段差は腰掛けになっていて湯船の周りをみんなで囲み、湯をかい出して体を洗う伝統的なスタイルとの事です。
なるほどぉ〜 だから最初の洗い場?には、椅子がなかったんですねぇ( ^ω^ )
湯船を囲み、皆んなで向かい合って入るお風呂って、なんか良いですよねぇ♪

淡路島の竹炭風呂、岩屋温泉(源泉)75%+天然地下水25%を加熱と表記されています。
水道水を使用していないのが良きですねd('∀'*)
お風呂に炭を入れる事により、消臭効果と吸着効果で綺麗なお湯を保ち、遠赤外線効果で体の芯からポッカポカ、ミネラルも豊富に含んでいるので、源泉と合わせてダブルで身体に嬉しい湯ですねぇ♪
それでは、体を洗い湯船に浸かりましょう♪
おー♪温度はちょいと高めですが、サラッとした気持ちイイ温泉です。
湯船の水深は結構深いです。
しばらく浸かっていると、遠赤外線効果も相まって体の芯からジンジン温まってきましたよぉ♨️
しっかりと温もった後に、100%源泉水風呂に浸かると「かー!これはさっぱり爽快です!」

こちらのお風呂は"ヨモギ湯"です。
ヨモギ湯にも入ってみます。
ヨモギの香りがイイですねぇ〜♪癒されます
(* ´ ▽ ` *)
こちらのお湯は少しぬるめなので、ゆっくりと浸かれますね。
ヨモギ湯は、血行を促進させるため、肩こりや腰痛、神経痛などを和らげる働き、そして殺菌、デトックス効果があります。

腰掛けに座り、昔ながらのスタイルで扇湯に入られる常連さん。

常連のお父さんとも、すっかり仲良しになりました( ^ω^ )タノシイヒトトキ
いや〜お湯も素晴らしいですが、女将さんをはじめ常連さん達の人情味、そして歴史を感じるレトロでノスタルジックな雰囲気の扇湯は、胸にグッと刻まれる素敵な体験をさせて頂きました
(* ´ ▽ ` *)ミモココロモアッタマッタ
○岩屋温泉 扇湯
営業時間:15:30〜22:00
定休日:木曜日
入浴料金:大人450円 小学生160円 幼児60円(2023年4月現在)
駐車場:無し(近くに60分無料の市営P有り)

外に出ると、お隣の"おふろのよこっちょ"さんが、なにやら賑わっていますよ♪

ここは常連さん達の憩いの場になっているようですね。
銭湯の周りに人が集まるこの雰囲気、いや〜これは日本の素晴らしい文化の一つだと思います。
風呂上がりに一杯🍻 最高じゃぁないですかぁぁぁ(*^_^*)ウラヤマシイ

こちらのお店は、お酒が中心ですがソフトドリンクもあります。
店主にオススメを聞くと、島のレモンを使った"レモンスカッシュ"との事なので、そちらを注文です。

おー!これはサッパリ爽快で、風呂上がりに最高ですなぁ♪
いや〜ウマイウマイと飲みながら、ふと時計に目をやると「にゃにぃぃぃ!もう5時半ではないかぁぁぁ!」
これはヤバいです!今回の重要な目的の一つでもある"夕陽を眺めながら淡路サンセットラインを走る"というミッションに間に合いません!
「シマゴン!飲んどるぶぁわいかぁぁぁ!」
「ごちそうさまでしたぁ!」と、急いで出発です💦

これはマズいです!
もう辺りは暗くなってきているではありませんか⁉︎
扇湯さんが素晴らし過ぎたので、ついつい時間を忘れて長湯しちゃいました(; ' ∀ ' )
しかしここは、最後まで希望を持ってサンセットラインに向かいたいと思います(;・`д・́)…ゴクリ
それでは、今回はこの辺で失礼いたします
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
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