タイトでシンプルなショットの革ジャン
リターンライダーになってから、服装も若い頃に着ていたファッションへと逆戻りする今日この頃。
わたくしがバイクに乗っていた20代の頃の服装は、ブーツはレッドウィングやチペワ、ズボンはリーバイス、そしてジャケットはショットやハーレーのライダースといった定番スタイルでした。
当時、結婚やら家庭事情等の諸々が重なり、バイクも服も全部売却したのですが、やはり時代は繰り返すもので、趣味やファッションも若かりし頃の服装に不思議と戻っていきますw
そして以前にも書きましたが、ファストファッションのこの時代、やはり取っ替え引っ替えではなく、良いモノを永く使いたい、人生の半分が経過し、残りの人生はコイツと過す的な一生モノのアイテムを使い込む、そして棺桶に一緒に入れてもらおうではないか、というのが現在の心境ですw
なので今回は、当時わたくしが大好きだったショットのライダースジャケットをリターンしたので、紹介させていただきます。
Schottとは?
Schottの歴史は、1913年にニューヨークでアーヴィン・ショットとジャック・ショットの兄弟によってはじまった。
当初はレインコートを製造する工場だったが、1928年に世界で初めてフロントジッパーを採用したライダースジャケットをリリース。
当時はボタン仕様しかなかった為、画期的なジャケットとして話題になり、その後のライダースジャケット史に大きな影響を与えた。
そしてSchottの名を世界に知らしめたのが、50年代に発表された伝説のモデル、ダブルのライダースジャケット"ワンスター"である。
マーロン・ブランドが映画で着用したのが有名で、バイク乗りのみならず、多くのロックミュージシャンに支持され、今なお多くの人々に愛されている。
と、古い歴史と実績があるメーカーなんですねぇ
そして、やはりSchottといえば"
ワンスターでしょ"って感じなのですが、わたくしはシンプルイズベストが好きなので、今回はシングルのライダースで探してみました。
641XX60'sのスペックと詳細
実際に購入したのがこちらです。

シルエットはかなりスマートで肩幅も狭くスッキリといった印象です。
わたくしが若い頃に着ていたのは、これの襟付きタイプで、もっと全体的にボテっとしたシルエットで、悪い言い方をすればヤボったい感じでしたw
まぁ当時はそれがカッコよかったのですが、現在もまたボテっとしたオーバーサイズぎみが流行っているようですね( ^ω^ )ジダイハクリカエサレル
この641XX60'sは、名前の通り60年代の復刻モデルで、日本人の体型に合うように特別に作られた"上野商会別注モデル"といわれる、日本限定商品です。
それでは細かい部分を見ていきましょう。

使用されている革は、ステアハイドのオイルドレザーで、重厚感と厚みがありマットな質感です。
ステアハイドとは、生後3〜6ヶ月以内に去勢され、2年以上経過した牡の成牛のことをいいます。

左右両胸に配置されたポケットは、斜めにデザインされているのでスタイリッシュな印象です。

フロントジッパー部分には、グローブをしたままでも開閉が容易にできるように、革製のジッパータブが取り付けられています。
中央のリベットが右にちょいとズレているのは、アメリ感なご愛嬌ってところですねw
次は後ろ側を見ていきましょう。

ショルダー部分の後部は、アクションプリーツ仕様(折り込み)となっており、ライディング時に腕を前方に伸ばした際にも、動きやすいようになっています。

袖部分はギャザーになっており、ジッパーが取り付けられています。
ジッパーを閉める事により、ライディング時の風の侵入を軽減できる仕様となっています。

インナーは高級感のあるワインレッドで、上部にはSchottのタグ、インチタグ、MADE IN USAのタグが取り付けられています。

右側フロントジッパーの内側には、革が迫り出しており、ライディング時のジッパーの隙間から侵入する風を軽減してくれます。

左側には内ポケットがあります。

タグには日本仕様の別注モデルの証である"上野商会"と書かれています。
サイズ感と、その他の仕様

ジャケットのサイズは34で、わたくしの身長が167cm、体重が57kgです。
着た感じもスッキリとした印象ですが、ジャケットの重量は1.9kg弱と少々重くズッシリとしています。
良く言えば、バイクで少々転んでも安心?といったところでしょうか...

60年代の復刻モデルという事ですが、両サイドにポケットが無いデザインなのでスッキリとしています。
しかし寒い日は、ポケットに手を入れれないので、タウンユースでは手袋が必要ですね。
まぁお洒落はガマンでしょうか...

袖部分は少々長めです。
これはバイクのハンドルを握る際、前方に腕を伸ばした時の為に、余裕を持たせた造りとなっています。

袖のジッパーを閉めると、ビシっとタイトに着こなせます。

フロントジッパーを閉めると、まだまだ革が固いせいもあり、ゴワゴワと窮屈な印象です。
しかし、着込めば着込むほどに柔らかくなり、自分の体に馴染んでいきます。

そしてジッパー部分の裾は、大きく切り込みが入ったデザインとなっています。
これはバイク乗車時に、タンクにジャケットの裾が干渉しないようにするための造りとなっています。

横から見ると、タイトな造りになっているのが良く分かります。

斜めよりにポージング。

後ろは両肩のアクションプリーツにより、大きく感じますね。

パンツもスキニーで合わすとスッキリと纏まる印象でしょうか。
完全にバイクの正装のようなファッションですが、個人的にはタウンユースでもガンガンいけますw
ワイルドな感じですが、下に薄手のパーカーを着るとカジュアルな雰囲気にもなりそうですね。
しかし最近は、革ジャン着てる人、少ないかなぁ〜

まぁ人と被るのが嫌なので、わたくし的にはちょうど良いです( ̄▽ ̄;)アハハ…
○まとめ
約20数年ぶりのSchottの革ジャンだったのですが、日本人の体型に合わせて作られた仕様により、デザインはかなりタイトにアップデートされ、とてもスタイリッシュになった印象です。
新品の状態は革が固く動きにくく窮屈ですが、着れば着るほどに体に馴染んでいくのと、経年変化による味わいも楽しみの一つだと思います。
造り自体はバイク仕様になっていますが、夏以外の季節にはタウンユースでも十分に活躍してくれます。
良いモノを永く使う... Schott 641XX60’s シングルライダースジャケット購入の参考になればと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
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