美しい海とリアス式海岸が織りなす絶景ツーリングスタート!
今回は、南伊勢から紀伊半島を一周する、一泊二日の男一人旅、久々のツーリング記事となります。
南伊勢の美しさは、以前からネットや雑誌なんかで目にしており、ずっと行きたかったエリアです。
海辺のエリアを中心に、絶景スポットやグルメ、出会い、二日酔い、感動、試練、地獄、挫折、等をシリーズに渡って紹介させていただきます♪(笑)
2022年4月22日〜
○今回のルート

大阪から東に進路を取り、三重県を南下して、ぐるりと時計周りに紀伊半島を一周するコース。
総走行距離は、約600キロと中々のボリュームです。
まず最初に向かうのは、三重県志摩市浜島町にある『びん玉ロード』です。
スタート地点の、大阪にある"巣本交差点"から、三重県志摩市にある『びん玉ロード』までは、国道163号線→名阪国道→伊勢自動車道を走るルートで、距離にして172km、時間にして約3時間の道程です。

しかし、今回のロングツーリングにあたって、大きな不安要素があります...
それは、エンジンスタート時にエンジンが一気に2,000回転まで上昇し、高回転のままアイドリングが全く安定しない...はたまたエンジンスタート時に、600回転と低回転を維持し、挙げ句の果てにエンストしてしまうという、何とも恐ろしい病を患っているのです...w
恐らくエアクリーナー部分の、IAC(アイドルエアコントロールバルブ)が原因と思われるのですが、お世話になっているショップの方曰く「まぁ少しくらい大丈夫っしょ」という事で、この恐ろしい病を抱えたまま、ドナドナ覚悟のドナドナカクゴツーリングとなります(そのまんまやん笑)
病を抱えながらもバイクに乗り続ける漢...これこそ、真のバイカーではないでしょうか!(いやただのバカーですw)
ではでは"南伊勢〜紀伊半島一周ツーリング"スタートです!

まずは、国道163号線を東に進みます...っていうか、雨が降ってきたんですけどぉー!
っていうか、バイク磨いたばっかなんすけどー!(。>(ェ)<。)キエェェェ
ネットの天気予報では、曇りのち晴れ予想...
いや〜2022年も引き続き、雨男っぷりを発揮しております...(´・ω・`;)
ホント、最近の天気予報は信用できんよなぁ...ころころ予想が変わるし...(
福井俊雄さんの時代が良かったなぁ〜w)

4月の中旬で、季節は春先なのですが、早朝の気温は10℃を下回っており、寒冷じぇんしぇんの影響でしょうか、めちゃくちゃ寒いでごじゃいます。
冷たい風に晒され、手足の指先が痛いのを我慢しつつ、漢は突き進みます。
名阪国道入口にある、名阪上野ドライブインに差し掛かりました。

バリケードが設置され、立ち入り禁止となっています。
三重、愛知方面に行く際は、いつも立ち寄っていたんですが、2022年の春をもって55年間の歴史に幕を下ろしました。

昭和感満載の、なんとも味のある大好きなサービスエリアだったんですが...(写真は伊賀タウンさんからお借りしました🙇🏻♂️)
一つの時代が終わりを告げたようで、非常に寂しく残念です...

ここからは、名阪国道(無料区間)を走ります。
この道路は、高速道路に見えるのですが、実際は自動車専用道路で法定速度は60キロ〜70キロとなっています。
ついつい勘違いしてしまい、スピードを出してしまうので、非常に注意が必要です。(昔々速度超過で一発免停くらった場所 クヤシィ-)

名阪国道から伊勢自動車道に入ります。
少し青空が出てきましたよ♪

伊勢自動車道に入ると、先ほどの天気が嘘のようでごじゃいます(笑)
気温も上昇し、気分も上昇気流でごじゃいます♪(言いたいだけやんw)
テンションが上がってくると、お腹も空くので伊勢自動車道にある"安濃(あのう)サービスエリア"で、朝食を摂ります。

どうだ!全部乗っけてやったぜっ!的な、"高虎うどん"を注文です(よくばりや笑)
地元の名将"
藤堂 高虎"にちなんだうどんのようです。
サービスエリアのうどんって、なんか妙に美味しいんですよねぇ〜
旅の一つの楽しみでもありますよね♪

伊勢自動車道を降り、一般道を南伊勢方面に南下して行きます。

リアス式海岸の特徴でもある、複雑に入り組んだ入江が、時折顔を出します。

志摩市に入りました♪
なんとも伊勢感満載ですね〜🦐
志摩市に入ると、目的地のびん玉ロードはもうすぐです。

入り組んだ湾内には、釣り船やレジャーボート、漁船等が所々に停泊しています。
しばらく走ると、外海に面した場所に出ました。

おー!ここから絶景ロードの始まりですぞぉ〜

海風が心地よく、時間がゆっくりと流れるような長閑な雰囲気に癒されます。
やはり、非日常を味わうのは大切なんだと痛感します。

地図によると、どうやらこの辺りが"びん玉ロード"のようです。
しかし、この細い路地からの"海チラ"がなんともたまらんではないかぁー!これはまさに悩殺やぁ〜と、一人興奮気味に撮影大会です(笑)

海のチラ見せは反則に近いですw
海辺には東屋があり、何やらワイワイガヤガヤと賑やかな声が聞こえますよ。
行ってみましょう♪

東屋では、地元の漁師の方々が、賑やかに談笑されてました。

っていうか、海めちゃくちゃ綺麗なんですけど!\(^o^)/
わたしが「こんちはぁー!綺麗な海ですねぇ」と話しかけると、漁師のおじさんは右手をピャッと上げ「あんたどっから来たんやぁ 大きいバイクやなぁ ハーレーかぁ? 何ccやぁ 高いやろぉ」と矢継ぎ早に質問を受け、「大阪からです 排気量は1580ちょいで、中古なんでそないに高ないですわぁ」と的確に返答です(笑)
ぴーきち:ほんま綺麗なところですねぇ 感動ですわ
東屋のおじさん:夏来なぁあかんわ 夏に
ぴーきち:びん玉ってどこにあるんですか?
東屋のおじさん:この海沿いの道を走っていったら並んでるわ
ぴーきち:ここバイク走れるんですか?
東屋のおじさん:1台かぁ おぅおぅ いったらええ いったらええ 原付もよぉ走っとるでぇ
おぉ〜マジか... 地元のおじさんが言うんやから間違い無いでしょう(;・∀・)
東屋おじさん:ほんでなぁ ここぉ行ったらええわ 磯笛岬展望台 ここん景色がじぇんぶ見ぇるがな ここんなぁツバスのカネんがあるわぁ
ぴーきち:ツバスって魚のツバスですか?
東屋おじさん:おぅせや! カネんあるわぁ
ぴーきち:え⁉︎カメラがあるんですか?
東屋おじさん:カメラと違うんわ カネん
ぴーきち:カメですか?
東屋おじさん:カメと違うんわ カネん チャペルの鐘んやぁ〜 わはは
ぴーきち:あ あぁ カンカンカンの鐘ですねw
東屋おじさん:ここ海ん向かって左に行ったら海水浴場の砂浜があるわ やっぱり夏ん来なあかんわ
ぴーきち:おぉそうなんですね とりあえず行ってみますわ すんません ありがとうございました!
おじさんは、ピャッと右手を上げ、東屋に戻って行かれました。
それでは最徐行で、まずは左に行ってみましょう。

すぐ真横は美しい海が広がり、その臨場感に圧倒されるような感覚です。
これはマジでヤバいです!ホントガチで最高かよ!(語彙力w)

おっとぉ左側にびん玉が出てきましたよ♪道路脇に等間隔で、びん玉が並んでいますね。
ちなみに"びん玉"とは、昔の延縄漁なんかに使用されていたガラス製の浮きで、現在はプラスチック製の物が使用されています。
昔使われていたびん玉を、町おこしの一環として再利用されている訳ですね。

おじさんが言っていた、砂浜が見えてきました。
まぁこの先は、"夏んが良い"そうなんで引き返す事にしましょうw

いや〜本当に美しいコバルトブルーの海ですね。
なんか南伊勢エリアは、海の色が違うような気がします。
そして空気も気持ちイイ!

道の脇にはびん玉... 夜になると明かりが灯り、さぞ幻想的で美しいんでしょうねぇ(* ´ ▽ ` *)
元来た場所に戻り、次は東屋から海に向かって右手に進んでみましょう。

こちら側は柵があり、網に入れられたびん玉が吊るされています。

びん玉の中には、和蝋燭の形をした電球が入っています。

こちらも、夜になると綺麗でしょうねぇ
そして、日が暮れると─────

なんともロマンチックです。
びん玉の緑がかったガラスの風合いと、電球の温かい光が反射して、とても幻想的で素敵な光景ですね。

美しい景色と道を照らすびん玉... これはカップルにおすすめのエリアですね。
写真は、志摩市観光協会さんからお借りしました🙇🏻♂️

びん玉ロードは、全長で1km程あるようです。
まだしばらく続くようなので、先に進んでみましょう♪

おっとぉ!何やら、びん玉のオブジェのようなものがありますよ。
これも写真スポットですね♪

三角に積み上げられた、びん玉のオブジェには"絆の灯"と表記されています。

東日本大震災の復興を願ったモニュメントのようですね。

絆の灯り...眩く美しいです。
(写真は観光協会さん)

さらに進むと、ハートの形をしたモニュメントを発見です。

一度は使命を終えて、町の活性化のために再度使用される事になった"びん玉"...
人が歩んできた歴史、時代背景、そしてこの美しい景色が交錯し、新たな歴史を刻むびん玉ロードは、なんとも素敵な取り組みですね。
びん玉に触れて想いをこめると、願いが叶うようです...
縁結びかぁ〜 縁結びって一般的には男女のアレやなぁ〜 これはシマゴンネタで、私には必要ないやつやなぁ〜(笑)

まぁ今回の旅の安全と、素敵な人々との出会いを祈願して、そっと触れておく事にしよう(笑)

それでは、次の目的地『磯笛岬展望台 ツバスの鐘』に向かいたと思います。
○びん玉ロード
営業時間:なし
定休日:なし
料金:無料
駐車場:大矢浜海水浴場に有
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
東屋のおとうさん、ありがとうございました!
次回は、②南伊勢〜紀伊半島一周ツーリングその2『磯笛岬展望台 ツバスの鐘』〜を紹介します。
○まとめ
絶景ロードのスタート地点として訪れた『びん玉ロード』。幻想的でどこか懐かしく、とても温もりを感じる素敵なエリアでした。
こちらは、伊勢市街から少し離れており、隠れた観光スポットと言った印象です。
しかしこのエリアは、なんと言ってもロケーションが抜群なのと、海が異常なまでに美しく本当に魅力的でした。
昼間の海を望む美しい景色とびん玉も良いですが、やはり夕暮れ時にかけて、幻想的で独特な世界観が広がる景色は、恋人や家族と訪れるのがなんとも素敵でロマンチックだと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
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