"謎"の巨石が重なる圧倒的存在感のパワースポット
"小豆島ツーリングその6"となる今回は、土庄町(とのしょうちょう)の西側に位置する、今だ謎に包まれた神秘のスポット『重岩(かさねいわ)』を紹介させていただきます。
情報によると、その一帯は大坂城を修築する際の石切場の一つで、落ちそうで落ちない大きな石が重なった祠(ほこら)、そしてその眼下に広がる瀬戸内海の絶景とあります。
これは、非常に楽しみなエリアですねぇ。
時刻は、既に16時を回っており、小豆島の初日は『重岩(かさねいわ)』で締めたいと思います。
前回の『高見山展望台』から『重岩』は、海岸線を走るルートで所要時間は15分程ですね。

それでは『重岩』に向かいましょう♪

だいぶ陽が傾いてきました。この様子だと夕焼けも楽しみですね♪
しかし、結果的には良かったのですが、「雨です!」と言い切った天気予報には、ホント騙されましたね(*`・з・´)

陽が傾くにつれて、風が非常に強くなってきました。 穏やかな瀬戸内海にも、白波が立っています...

海沿いの道から、一つ中の道に入ると『重岩』の看板がありました。ここを山側に入って行きます。
この先は、民家になっており道幅も狭くなっているので、ご注意下さい。

あっ 無縁さん(使われなくなった墓石をピラミッド状に積み上げたもの)発見です。
むむむ、何か変です...
どうやら道を外れたようです...
無縁さんに会釈をしてUターンです。

重岩の看板がありました( ̄▽ ̄;)
無縁さんが出てきたら、その先は行き止まりになっているので、ご注意を。

道幅がかなり狭いので、特に車の場合は気を付けて下さいね。
ナビを見ると、この先のヘアピンカーブを抜ければゴールのようです...
しかし、ヘアピンカーブに差し掛かったところで、思わずバイクを停めてしまいましたぁ!
(;゜0゜)

Σ( ̄。 ̄ノ)ノうぉ〜!なんじゃい この急勾配ヘアピンカーブは⁉︎
ビビってしまったではないかぁ!
(。Д゚; 三 ;゚Д゚)
この先、進んでも大丈夫なのか⁉︎とビビりながら上がって行きます(;・`д・́)…ゴクリ
※低速で停車せず一気に上がる事をおすすめします。
おぉ〜 なんとか到着しましたぁ

ここが駐車スペースのようですね。
駐車区画は無く、細長い敷地です。
車だと、数台といったところでしょうか...

大坂城石垣石切千軒丁場跡・小瀬原丁場跡とあります。
そして、採石の際には加藤家が監督したとありますねぇ... 調べてみるとこれは築城の名人"加藤清正"の事で、大坂城の石垣の石を切り出す為に小豆島に滞在し、陣頭指揮をとったそうです。
いやぁ〜 なんとも歴史ロマンを感じます。
悠久の時が流れる石の島... ここからも沢山の石が切り出され、大坂城に運ばれたんですね...

ここが入り口のようです。
参道に入ると、すぐに"杖"がありました...
ここに杖があるという事は、この先はかなり過酷という事を物語っています...
しかし、ぴーきちは普段からスクワットで鍛えているので、杖は必要ありません(笑)

や、やはり なかなかの急階段ではないか...
(;・∀・)
しかし、この急階段には手摺りが付いているので、ありがたいですね(* ´ ▽ ` *)

だ、だいぶ上って来ましたよぉ ハァハァ...
なかなかクネクネとした階段じゃぁないかぁ あのカーブを抜けるとそろそろゴールかな♪

ヒィィィ!なんじゃこの階段はぁ!天まで続いとるんとちゃうんかい!
喉がカラカラ... また水を忘れました... 学習能力無いなぁ〜
振り返って見ると...

お目々がグルグルと回りそうな高さになって来ましたよぉ(;・∀・)
ま、まさか本日最後のスポットで、こんな過酷な試練が待ち受けているとは...
高い所が苦手な方は、足が震える高さと思います。(ぴーきちは震えました💦)

しかし、頂上はまだ先のようですが、この景色は なんとも美しい...(;・`д・́)…ゴクリ

おぉぉぉ!遂にゴールかぁ!いやぁ〜 今まで、かなり過酷な展望エリアを登ってきましたが、これは間違い無く5本の指に入る過酷さですぞ...
階段400段?相当で、ビル20階分の高さでしょうか(;'∀')
いやぁ疲れましたぁ
あれあれ?重岩はどこかな?と、進んで行くと重岩の看板を発見です!
よーし よし! 重岩とご対面ですねぇ〜
おいおい マジかぁぁぁ!😱

ウ、ウソでしょ⁉︎ ウソだと言っておくれよぉぉぉ(。Д゚; 三 ;゚Д゚)
しかし、先に進むしかありません!
鎖を掴み、岩場を登って行きます。

く、苦しい... 息が...苦しい(笑)
これはロッククライミングか⁉︎それとも、これは何かの試練でしょうか...(;・∀・)
もう汗だくです... またタオルを忘れてしまった... 学習能力が無いなぁ...
上に登れば登るほど、飛ばされそうなくらいの、物凄い風が吹いています。
私が、ハァハァと立ち止まっていると、とても上品で素敵な老夫婦が降りて来られました。
ぴーきち「こ、こんにちは 頂上まであとどれくらいですか ハァハァ」
上品で素敵な老夫婦「もうちょっとですよ♪あなた初めて?ハァー」
ぴーきち「は、はい...ハァハァ」
上品で素敵な老夫婦「上 凄いですよ♪ハァー」
ぴーきち「本当ですか!ありがとうございます!」
お〜! こ、これはいったいどんな景色が待っているのでしょうか...
期待度が、最高潮となりました(;・`д・́)…ゴクリ

物凄く大きな石が、ゴロゴロと辺りに沢山現れてきました。
しかし、こんなに高いところで石を採掘して、一体どうやって運んだのでしょうか🧐
そして、大きな石を超えると、言葉を失う景色が広がっていました...
こ、これはぁ...

その圧倒的な光景を目の前にして、なにか自分は、ここに来る為に小豆島に来たのではないか?と思うような不思議な感覚でした。
そして、ここに来るまでの疲労が一瞬で消え、呆然と立ち尽くし、感動でしょうか...ウルウルと泣きそうになってきました。(もう歳ですねぇ...)

私は、全く信仰心は無いのですが、山の頂に鎮座した重岩の姿は、とても神々しく"ひょっとして、神様は..."と思うくらいの、眩しい光景でした。

岩の下にある小さな祠(ほこら)は、重岩を御神体とする『小瀬石鎚神社(おぜいしづちじんじゃ)』です。
大きな岩の上に小さな岩が乗っているのですが、この重岩は人工的に作られたものなのか、はたまた自然にできたものなのかは、未だにわかっていないようです...
しかし、上に乗っている大岩... どうも不自然ですよね...
もし、人工的なものであれば、一体誰がどうやって、何の目的で『重岩』を作ったのでしょうか。

圧倒的な存在感... 物凄い"力"を感じます。
小豆島のパワーの源が、ここに集まっているような...

重岩の眼下に広がるのは、美しい瀬戸内の景色です。(岡山県方面)
鳥居も独特ですね。

重岩から振り返ると、そこには絶景が広がっています。

小豊島(手前)と豊島(奥)が見えます。
動画を撮影しましたが、強風でブレブレ&爆音になってしまいました(;・∀・)
ご視聴いただく際は、音量に注意して下さいm(_ _ )m
道のりは、とても大変で困難ですが、登る価値は十二分にある素晴らしい景色...絶景でした。
謎に包まれた神秘的なパワースポット『重岩』へ是非訪れてみて下さい。
自販機は無いので、飲み物等は持参した方が良いです。
そして足元が非常に悪いので履物に注意して下さいね。

それでは、小豆島の初日のミッションは終了です。
これから土庄港(とのしょうこう)にある、今晩お世話になる宿『旭屋旅館』に向かいたいと思います。

今回は、この辺で失礼いたしますm(_ _ )m
【2021年 5月】
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
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☆旅で使用した機材
●キャンピングシートバッグ2
ロングツーリングの必需品。使い勝手が良くクチコミ評価No. 1のシートバッグ。
非常に明るいレンズで背背景のボケもしっかり出て、優しくふんわりとした写真になりますよ。
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