龍野公園展望台は、龍野神社がある山の中腹にあるようなので、再度龍野神社に戻りたいと思います。
戻ると言っても、5分ほどの場所ですね。

桜並木がある、文学の小径に戻ってきました。龍野神社はこのエリアにあります。

龍野神社の入り口に到着です。ここには駐車場が併設されており、車ですと約20台が停車できます。

この階段を上ると龍野神社、そして展望台へとつながるようです。
どんな景色が待っているのでしょうか。楽しみですねぇ〜。
それでは行ってみましょう!

久々の、徒歩で進む長く険しい坂道です(;'∀')
しかし、今までの経験上、道のりが険しければ険しい程、絶景が待っているのですよぉƪ(˘⌣˘)ʃ
多分...(;・∀・)
いつもながら、バイク用のブーツではかなりキツいですね:(´◦ω◦`):
「うぉー!もうアカン!酸欠やぁー」と叫ぶ手前で、何やら水飲み場?を発見です。

近づいてみると
『力水』と書かれた石碑と、お相撲さんの石像があります。
どうやら湧水のようですが.....
野見宿禰(のみのすくね)神社「力水」と書かれた看板があります。

ん〜 なになにぃ"龍野は相撲で歴史のある町で、沢山の有名力士がやって来た"とありますねぇ。
"力士はこの先の山に鎮座する、相撲の神様といわれる野見宿禰(のみのすくね)の神社にお参りをした"と書かれています。
ぴーきち:相撲の神⁉︎ 野見宿禰(のみのすくね)⁉︎ シマゴン聞いた事ある?
シマゴン:いやぁ〜 ごっつぁんですねぇ〜 さすがの俺でもわかりませんなぁ〜
ぴーきち:ごっつぁん?
グーグルで調べてみると、何やら凄い事が書かれています!
野見宿禰(のみのすくね)は日本書記に登場する人物で、時は第11代 垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代(古墳時代)、宮内に向かうところ敵なしの猛者、当麻蹴速(たいまのけはや)という人物がいました。
当麻蹴速(たいまのけはや)はあまりに強く、大和の国では相手をする者がいなくなり、そこで「出雲に強い者がいるらしい」と、噂を聞きつけた垂仁天皇は野見宿禰(のみのすくね)を大和の国に呼び出します。
そして、当麻蹴速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)は戦う事になるのですが、これが相撲の起源といわれています。
勝負はあっけなく野見宿禰(のみのすくね)が勝利し、垂仁天皇はそのあまりの強さに感服しました。それ以降、野見宿禰は垂仁天皇に仕える事になりました。
この一連の出来事から、野見宿禰(のみのすくね)は相撲の始祖として、今も尚信仰されているとあります。
ぴーきち:おいおい 凄いなぁ!相撲の始祖の神社がこの上にあるらしいぞ!
シマゴン:まぁ 俺のこの突き出た腹を見てくれたら分かると思うけど 角界ではじょーしきですよ フフッ じょーしき
ぴーきち:ごめん ちょっと黙って
シマゴン:ごっつぁんです!
ぴーきち:まだ続きがあるぞっ
天皇の側近となった野見宿禰。当時、皇族が亡くなると古墳が造営され、その周囲には人垣(人々を生き埋め)を立てました。
これに、民衆は怯え社会情勢も不安定となり抵抗感が生じました。
そして、皇族が亡くなり古墳の人垣をどうするか困り果てた所に、天皇の側近である野見宿禰が、人垣の代わりに、埴輪(土製の人形)を埋める事を提案。
感服した垂仁天皇は、野見宿禰を埴輪作りのリーダーに任命しました。そして、古墳の周辺には埴輪が埋められるようになり、民衆の命も失われずに済んだとあります。
ぴーきち:凄過ぎるやろ!相撲の始祖で埴輪を作った人やで!
シマゴン:ま、この俺の丸いお目目とぽっかりと空いたお口を見れば、埴輪通なのが分かるっしょ
ぴーきち:痛い方の 埴輪痛やろ
シマゴン:ごっつぁんです!
ぴーきち:まだあるぞ!
野見宿禰は学問の神として有名な、菅原道真をはじめとした菅原家、そして戦国武将の天才戦略家、毛利元就をはじめとする毛利家の先祖とあります。
しかし、凄い人物ですねぇ こんな凄い人物を学校で教えないんでしょうか⁉︎
いや、私が聞いてなかっただけでしょうか(;・∀・)
そして、なんとこの野見宿禰神社は、野見宿禰のお墓と書いてあります!
問題は、なぜここに野見宿禰のお墓があるかですね。
調べてみま....
シマゴン:
お〜い はに丸! ちょっと待ってもらえますぅ 話長くないですぅ 日が暮れますぅ
ぴーきち:誰が はに丸やねん! おっと 確かに先に進まなアカンな💦
シマゴン:ごっつぁんです

と、シマゴンは野見宿禰(のみのすくね)にあやかり『力水』をグビッと飲み「ごっつぁんです」と出発です。

舗装はされているものの、これは一筋縄ではいかない道のりです。この山道は杖がいるのではないでしょうか⁉︎(;・∀・)
ぜぇぜぇと息を切らしながら登っていきます。
しかし、どういう事でしょうか⁉︎ シマゴン改めゴッツァンシマゴンは、珍しくスイスイと登っていくではありませんか。
これはもしや"力水"の御利益でしょうか⁉︎
「もう、アカン! 杖や! たつの市さん! この山道は杖が入りまっせー!」と叫ぼうとした所に、軽やかに下山してくるお爺さんが...
ぴーきち:こんにちはぁ!展望台まであとどれくらいですかねぇ ハァハァ
お爺さん:まだ結構ありますわ ハハッ
ぴーきち:いつも登られているんですか? ハァハァ
お爺さん:いつも展望台に日本国旗を掲げに行っとるんですわ。今日はもう暗くなるよってに下ろしてきたんですわ ハハッ

とお爺さんは、なんと日本国旗を見せてくれました!
素晴らしいです!本当にありがとうございます!と感謝し、日の丸パワーをもらい展望台を目指します( ´ ▽ ` )
しかし、まだまだ険しい道のりは続きます。
ひえ〜 一体どこまで続くんじゃい!

振り返るとこんな感じです💦
もう足がパンパンで膝がガクガクと笑ってきました。
止まっては進みを繰り返します。
もう無理や!さようなら!と叫びかけた時、道の先に何か見えてきました!

お〜 やっと展望台に到着です!\(^o^)/
長い道のりでしたぁ〜

いや〜 龍野市街を一望できる素敵な眺めです。 遥か向こうには、微かに瀬戸内海も見えます。
何やら看板がありますねぇ

そうです! 龍野は童謡『赤とんぼ』の作者、三木露風(みきろふう)の生まれ故郷ですね。
なになにぃ〜 七歳の時に両親が離婚して、母親と離れ離れになり、淋しくなると一人この山に登り、遠く彼方を見つめていたとあります。
いやぁ なんて切ないのでしょうか...
赤とんぼが胸に染みる理由が分かったような気がします.....
ぴーきち:シマゴンよ 三木露風(みきろふう)は この美しい龍野の景色を見ながら 母親の事を想ったんやろうなぁ 分かるかぁ
シマゴン:ミッキーローク⁉︎
ぴーきち:誰がミッキーロークやねん!みきろふうや!なんでミッキーが和の世界の裏山でお母さんを想うねん!
シマゴン:エイドリア〜ン!
ぴーきち:それはロッキーや!漫才しに来たんちゃうでぇ!
シマゴン:ロッキーにもミッキー出てきたで あのコーチの爺さん
ぴーきち:ややこしいねん!
『赤とんぼ』
夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か
山の畑の 桑の実を
小籠に摘んだは まぼろしか
十五で姐や(ねえや)は 嫁に行き
お里のたよりも 絶えはてた
夕焼け小焼けの 赤とんぼ
とまっているよ 竿の先
歌詞に"姐や"とありますが、母親と生き別れになった露風は、祖父の元で子守り奉公の女中(姐や)に面倒をみてもらっていました。
"負われて見たのは"というのは、幼い頃に姐やに背負われて『夕焼け小焼けの赤とんぼ』を見ていたんでしょうねぇ。
『赤とんぼ』のメロディを思い浮かべながら、なんとも素敵な景色を見せてもらいました☺️
それでは、野見宿禰(のみのすくね)神社に向かいます。
今いる展望台の背後には.......

ひえぇぇぇぇぇ!なんじゃこのズドォォォンと続く階段はぁぁぁぁぁぁ!
しかし、ここまで来て引き返す訳にはいきません( ̄(工) ̄)
最後の力を振り絞り、急勾配の階段を上っていきます!
ぴーきち:これはアカン!絶対アカンヤツや!杖くれぇー!
シマゴン:いや、手摺りありますやん...
ぴーきち:あ、ホンマや

『力水』を飲んだシマゴンは神の力が宿り、スイスイと登って行きます(;・∀・)

振り返るとこんな感じです。高所恐怖症のぴーきちはちょっと足が震えますね(;'∀')
いや〜 なんとか登り切りました(;・∀・)

ここが野見宿禰(のみのすくね)神社、野見宿禰のお墓です。
入り口は頑丈な石門で閉ざされ、中には入れないようになっています。

ここは、展望台よりもさらに素晴らしい景色を眺める事が出来ます。
しかし、なぜ野見宿禰は播州の国 龍野にお墓があるのでしょうか.....
野見宿禰は、大和の国から故郷の出雲の国に帰る途中に病に倒れ、ここ龍野で亡くなったとあります。
神社の裏に行けるようなので行ってみます。
☆神社の上からの動画です。

揖保川(いぼがわ)沿いのヒガシマルの工場

そして龍野城も確認できました。
そして記事の最後には、こう書かれていました。
野見宿禰(のみのすくね)が亡くなり、この龍野を一望出来る山の上にお墓を建てようと、大勢の人々がふもとの川から石を運びました。
そして、その光景が「野に立つ人」から「龍野」という地名がついたと言われています。
兵庫県龍野市 古い街並みと歴史、そして郷愁と哀愁感が漂う本当に素敵な町でした。
いや、素敵すぎる町でした!
ではでは暗くなる前に下山します。

下山時も、やや酸欠になりながら何とか駐車場まで戻ってきました。
展望台に行く際は、冗談抜きで水分は必要ですよ。 本当に喉、カラッカラになりますから(;'∀')
あと、杖も(笑)
「いやぁ かなりキツかったけど 良かったなぁ〜」と話していると、大きなカメラと三脚を持ったやや細身の中年男性が声をかけてきました。
三脚カメラの細身男:君らはどこから来たんや!
ぴーきち:大阪ですが
三脚カメラの細身男:どや!龍野は!
ぴーきち:とても素晴らしい町でした...
三脚カメラの細身男:またいつでもおいでや!
ぴーきち:ありがとうございます!龍野の方ですか?
カメラの細身男:ちゃう!(違う)姫路!
ぴーきち:........(龍野違うんか〜い!)
カメラの細身男:もう少し暗くなったら、龍野城がライトアップされるで!
ぴーきち:そ、そうですか 行ってみます.....
カメラの細身男:行くんはいいけどな! 他の人の邪魔はせんようにな!最近は、観光客のマナーが悪いからな!
ぴーきち:わ、わかりました... あ、ありがとうございます.....
と、三脚カメラの細身男は、辺りを指差し呼称をしながら写真を撮りつつ、去って行きました(;・∀・)
シマゴン:俺 てっきり龍野の人やと思ったわぁ!(爆笑)
ぴーきち:それな!最後は 撮り鉄になっとったな(笑)
疲労困憊(ひろうこんぱい)だったので、暗くなるまで休憩して龍野城に行ってみる事に。

おぉぉぉ!これは幻想的で美しい景観です!
龍野城のライトアップは、桜の開花時期によって異なりますが、2021年は3月22日から4月9日迄との事です。
ライトアップの時間は、午後9時迄となっていました。
最後の最後まで本当に楽しませていただきました!
『龍野』本当にありがとうございました!
そして、この帰りに加古川で『かつめし』を食べに行くのですが、またもや話が長すぎるので、龍野うすくち醤油ツーリングは、これにて『完』とさせていただきます(・Д・)ノ
次回のブログは....かつめしを書こうか悩んでおります🤔😁
それでは次回、お楽しみにぃ〜( ^ω^ )
☆龍野まとめ
うすくち醤油を求めて龍野に訪れたのですが、予想を遥かに超える素晴らしい町でした。播磨の小京都と言われる城下町は、古い街並みと風情、そして町屋を改装した新しいコンセプトのお店が散りばめられた、小京都の枠組みでは収まりきらない、魅力的な町でした。
童謡『赤とんぼ』のメロディーにのせて、少年の頃を思い出すノスタルジックな町『龍野』にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
【2021年 3月】
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☆旅で使用した機材
●単焦点レンズ
非常に明るいレンズで背景のボケもしっかり出て、優しくふんわりとした写真になりますよ。
●オリンパス ミラーレス一眼 OM-D E-M10 MarkⅢ
ぴーきちの相棒OM-D E-M10 MarkⅢ。軽量コンパクトでツーリングには持ってこいです。コスパも良いので是非チェックしてみて下さい。
●GoProHERO8
走行中の動画と静止画を高画質で撮影できます。
●GoProHERO9こちらは最新版のゴープロのHERO9
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