それでは早速料理の準備に取り掛かります!
まずは鳥肉を...
シマゴン:待ちんしゃい!
ぴーきち:何 何ぃ!びっくりするやん!
シマゴン:今回のニューアイテムを見んしゃいよ!
ぴーきち:おぉ~ マジか!見せなしゃい!見せなしゃい!
シマゴン:こいつがブッシュクラフトのフライパンだぞぉ
ぴーきち:お、おぉ~ フライパンね しかし柄が無いではないか...
シマゴン:柄は現地調達で、木を削って装着するのだよ。フフッ
ぴーきち:マジか⁉ホンマにブッシュマン?みたいやなw っていうかこの辺に木なんか落ちて無いぞっ
シマゴン:それを探しに行くのだよ。さ、行きますぞ!
ぴーきち:え⁉アカン アカン!俺は鳥の準備があるから
シマゴン:来んしゃい!
という訳で、忙しいというのになぜかシマゴンのフライパンの"柄"を探す為、辺りを散策します(;'∀')

キャンプサイトの向かいには、くつわ池があり、釣り堀になっています。数人の方が、のんびりと釣りを楽しまれていました。
キャンプ場の周辺は、木々に囲まれているのでフライパンの柄はありそうですね。
くつわ池から少し行った所に、沢山の伐採された木の枝がありました!

それを見たシマゴンは”う〜れしぃなぁ♪”と、言わんばかりに一気に崖を下って行きます🤣
しかし、この伐採された枝の量を見ると、薪を購入しなくても良かったのでは⁉︎と、思ったのですが、手間を考えると微妙なところですね(;・∀・)
枝を数本持って、何やら嬉しそうに戻ってきましたよ(;'∀')

拾ってきた枝を、ノコギリで適当な大きさに切り、先をナイフで削ります。

ブッシュクラフトのフライパンに、削った枝の先をグググっと差し込み、付属のネジで留めれば完成です。
ムムムっ!これはこれでサバイバル感があって楽しいですね♪ フライパンの柄は結構かさばるので、キャンプツーリングには良いかもしれませんね😉
ではでは、やっと本題に入ります! 料理です( ̄^ ̄)ゞ
まずは、水炊きの準備から入ります。
水炊きのスープは、鶏ガラから取りたいと思います。

まずは、前回紹介したキャンプ場近くの『ふるさとたまご村直売所』で購入した
、京かしわの鶏ガラを水で洗います。内臓や血合いで汚れているので、しっかりと洗い流します。

白ネギの不要な緑の部分と、生姜のスライス2枚程を鶏ガラの臭みを和らげる為に用意します。人参のヘタも出たので、勿体ないので出汁要員で入れちゃいましょう。

大きな鍋に水をはり、鶏ガラ2つと
、先程のネギの頭、生姜、ニンジンのヘタを鍋に投入します。

鍋を火にかけ、中火で3時間程じっくりと炊いていきます。強火で一気にボコボコ炊くと、雑味が出るようなので注意します。
シマゴンがスマホゲーム及びマッチングアプリに興じているので、『よっ!アク取り名人!』と、おだてつつアク取りをお願いすると、ニヤッと笑い引き受けてくれました(笑)
それでは名人にスープを任せて、焼き鳥の準備に取り掛かります。
"焼き鳥のぴーきち”と異名を取る私としては、やはり焼き鳥は欠かせません!

『鳥よ♩鳥よ♪鳥たちよぉ〜♪』と口ずさみながら、鳥もも肉の皮と身を別々にしていきます。前回鳥肉を捌いた時に、脂で手がベタベタになったので、今回は手術に使うような薄手のゴム手袋を用意しました👍

次に『切り刻んでやるぜぇ〜』と心の中で呟きつつ、食べ易い大きさにカットします。

そして最後は『串刺しにしてやるぜぇ』と呟き、串を打っていきます。 身が締まっているので、串が刺しづらく中々大変な作業でした(;'∀')
これで焼き鳥の準備は完成です♪
鶏ガラスープに戻ります。

3時間程炊いた鶏ガラスープに、生の米をひとつまみ入れます。
米を入れる事により、鳥肉の臭みを緩和し、スープにかすかなとろみが付きコクが出ます。そしてとろみをおびた美味しいスープが鳥肉に絡まるのです!(* ´ ▽ ` *)
案の定シマゴンが「締めにはまだ早いやろ!」とツッコんできたのですが、めんどくさいので華麗にスルーします(゜゜)~

お米を入れ、さらに1時間程炊いていきます。スープが減っているので、お水も少し足しておきましょう。

のんびりと音楽でも聴きながら待つことにします。キャンプのこういう時間が、また良いんですよね(* ´ ▽ ` *)

今回のぴーきちの新しい相棒は、バックナイフのバックスペシャル119です。写真がちょっと悪趣味ですね(;・∀・)
アウトドアナイフとしては少々大ぶりですが、使いやすく頑丈な造りなので幅広い用途で使えそうです。
とりあえず今回は、野菜を切ったり、ビニール袋を切ったりしました🤣
キャンプ場に到着してから、わたくしの脳が「ビールをいつ飲むのだ!早く飲め!」と、ずぅ~っと指令を出してきます(;'∀')

ここはもうガマン出来ん!という事で、キッチンドランカーと化し前倒しで乾杯です。
1時間が経過し、そろそろスープも良い頃です。

違う鍋にザルを置き、スープを濾していきます。

旨味たっぷり極上スープ⁉の完成です🤤
せっかくなので鳥スープを作りましょうヽ(≧∀≦)ノ
鳥スープと言っても、塩少々、おろし生姜少々、そしてネギをパラパラっとまぶしただけのシンプルなモノです。

「スープが出来たわよぉ〜」と、ハウスのCM風にシマゴンを呼び、鳥スープの完成です✨
両手を合わし「いただきま~す」と、スープを実食です!
おお〜、こ、これは凄いスープです! 最初の口当たりは軽いのですが、後から濃厚極まりない旨味が凝縮されたスープが、ブルドーザーのように押し寄せてきます!
通常の若鳥(
ブロイラー)の鶏ガラとは、比べ物にならないくらいのコクのある美味しさです!
シマゴンは、スープをすすり、目を閉じて「鳥よ 鳥よ 鳥のぉ〜歌ぁ〜♫」と口ずさみ、やや震えているように見えました(謎w)
これは、この後に控える水炊きも相当期待できそうです!
しかし、1個100円の京かしわの鶏ガラで、ここまで美味い鳥スープが出来るとは.....
少し手間はかかりますが、その価値は十分にあります!

ぶつ切りにした、骨付きのモモ肉と白ネギ、白菜、ニンジンを鍋に投入します。
その間に、京かしわの焼き鳥を炭で焼いていきます。

しかし、この京かしわは、脂が凄いです!脂が炭に滴り落ち、鳥の香ばしい匂いが辺り一面に広がります!

最後に塩をふり、再度軽く焼き完成です!

それでは実食です。
こっ、これは、なんという旨さでしょうか!炭火により、鳥自身から出る脂でいぶされ、スモーク状となった鳥肉は、口の中に入れると何とも香ばしく芳醇な旨味が広がります!
そして、京かしわは適度な弾力があり、噛めば噛むほどに濃厚な旨味がジュワジュワぁ~っと口一杯に広がります!
しかし、この"京かしわ"の脂は強烈な美味さです。脂と言っても全くしつこさは無く、むしろ食欲が増強されます!

次は、皮も焼いていきます。
やはり、先ほどよりも脂のしたたる量が半端なく「燻製かよ!」と言う位のモクモク状態です!
煙で目が痛い! しかし、なんか嬉しい(笑)
完成です!

うぉ~!こ、これは... なんだこれは... なんだチミ(君)は... 串に旨いモンが刺さった、美味い棒かね...君は...
あまりの美味さに驚愕し、訳の分からん事を呟いてしまいました。
スモーキーな鳥の香ばしさをはじめ、皮のコリコリとした食感、そして濃厚でジューシーな旨味...
ギター、ベース、ドラムが混然一体となり、エネルギーが湧き出るのを止められない、骨太のロックや!
そしてニワトリのような甲高いボーカル!
よし!今回は久々に行きますわ!
これは焼き鳥界のぉぉぉ!
シマゴン:ウェルカム トゥ ザ ジャングル!♬
すみません💦あまりの美味しさに取り乱してしまいました(;・∀・)

「チキンが出来たわよぉ~」と、真横にいるシマゴンを呼びます(笑)
ではポン酢につけて、いただきましょう!

お~!こ、これは!なんじゃぁぁぁぁ!
か、
硬い!
あまりの硬さに、口に持っていった肉を箸では引っ張り切れず、手で引きちぎりました!
皮は、まるでゴムのようです!🤣
煮過ぎたか⁉それとも厚く切りすぎたか⁉
しかし、硬さはあるものの、美味しさは抜群です! 焼き鳥同様に噛めば旨味がほとばしり、濃厚スープと絡み合い旨味のダブルパンチです!

そして、野菜たちも鳥の濃厚スープを十分に吸っており、これもまた美味です。
シマゴンは "俺、硬いのなんて関係ないけんね"と言わんばかりに、強靭なあごで鳥をむしゃむしゃと食べています(;'∀')
これは、シメの雑炊も楽しみですo(≧ω≦)o
そして、急にシマゴンは"ハッ!"と思いだしたかのように「やい!ぴーきち!」と、私を呼びました!
ぴーきち:なんやねん!やぶからスティックに!(藪から棒)
シマゴン:大事な事を忘れてへんか⁉
ぴーきち:はてはて、わしは最近物忘れがひどいからのぉ~
シマゴン:わいのブッシュクラフトのフライパン!
ぴーきち:あ!あれ最高!
シマゴン:せっかく柄を付けたのに使ってないやん!枝まで拾ってきたのに!
ぴーきち:ワロタ でも鳥はもう無いでっ! 明日の"かしわ飯"に置いとかなアカンし。
シマゴン:ムムムムムぅ~ おのれぴーきちぃ~
ぴーきち:わかったわかった ほなウィンナー焼けよぉ 明日の朝ごはんのやつやけど...
シマゴン:よしよし ニヒヒヒヒっ
ぴーきち:っていうかチミ(君)も忘れてたやん!
シマゴン:忘れてないし!

いや~、網の上でフライパンを使って、ウィンナーを焼く意味あるんすかねぇ(;・∀・)
これは、焚火で使うやつではないでしょうか⁉
しかし、ここはシマゴンを刺激しない方が良いですね(;´・ω・)
ぴーきち:シマゴン!やっぱフライパンで焼いたら最高やわ!
シマゴン:そやろ! どう最高かお願いしやす!
ぴーきち:(し、しまった!刺激してもた!)...... フライパンで焼くと....コク...が出る...
シマゴン:そやろ! ..... え⁉ ...コク⁉
まぁ、ウィンナーは網で焼こうが、フライパンで焼こうが、安定の美味さですね!
はい!それでは締めに、残ったスープで雑炊を作ります。
鍋に残ったスープは、朝食のかしわ飯の出汁にも使うので、少し残しておきます。

ここで登場するのが『ふるさとたまご村』で販売していた、飼料から全てを国産にこだわった『穀産』というタマゴです。黄身の色が薄く、それでいて濃厚な味が特徴のようです。
残ったスープに、ご飯を入れて煮詰めていきます。塩少々、醤油少々、『穀産』タマゴを入れてかき混ぜ、刻みネギを入れて完成です。

お~美味そうです!

確かに黄身の色が薄いので、白い雑炊ができましたよ。
それでは、いただきましょう!
これは、凄いです!何という事でしょうか⁉ 強烈な鳥のコクと旨味、それに呼応するかのように白菜、白ネギ、にんじんの甘みが加わり、そしてその旨味炸裂のスープを優しく包み込む『穀産』のタマゴ!
本当に美味しいです。
シマゴンは「おっかさん...」と呟き、震えています。
しかし考えてもみれば、この鍋に使った食材、調味料なんかは全て国産ではないですか!
そして、この純国産のかしわを絶える事なく、現在に残して下さった事に感謝です。
今回の料理は美味しい"日本"をいただきましたぁ(* ´ ▽ ` *)
あっ!ウィンナーは違いますね💦多分(;^_^A

そして、食後の楽しみは恒例のウィスキータイムです🥃

やっぱ
ノラ・ジョーンズは良いなぁ~💗 キャンプの雰囲気にピッタリなんですよねぇ(*≧∪≦)
ぴーきち:ドン ノォー ワァーイ アイ ♬どーのこーのぉ♬
シマゴン:鳥よ♪鳥よ♪鳥たちよ💗 鳥のぉ~詩ぁ~♬
ぴーきち:ちょっとぉ!今、ノラで良い感じになってんねん!
シマゴン:いやいや、今回は
杉田かおるやろ!鳥づくしやしな 鳥の詩ながして
ぴーきち:残念!アマゾンプライムに鳥の詩入ってないわ~
シマゴン:ほな、俺が歌うわ! 鳥よ♪鳥よ♪
ぴーきち:鳥のぉ~詩ぁ~♬ あっ、つられたわw

さすがに真冬の2月...夜更けになると、かなり気温も下がりますね。しかし、焚火の炎が心地よく空気が澄んでいて気持ち良いです。
今回はここまでとします
次回は、残った鳥スープで作る"かしわ飯"と、和束町の石寺の茶畑にある"dan dan cafe"を紹介しますね。
☆まとめ
今回は、キャンプ場近くの『ふるさとたまご村』で購入した、京かしわ(茶色の純国産鶏)を使った料理を作ったのですが、その味は予想を遥かに超える素晴らしいものでした。
特に鶏ガラで取ったスープは、3~4時間煮込むだけでお店で食べるような美味しいスープが出来るので、超おススメです。
京かしわは、弾力があるのであまり大きく切ると食べづらいのですが、味は抜群なので機会があればぜひ一度食べていただきたいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!<(_ _)>
【2021年2月20日】
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☆キャンプで使用したアイテム
●焚き火フライパン
柄は現地調達の持ち運びにとてもコンパクトなフライパン。カッコイイですよ(^^)/
●ロゴス回るんチェア
今回ぴーきちが使用した"ロゴス回るんチェア"。名前の通り360度回転し非常に快適でした。
●バックスペシャル119
今回料理等に使用したワイルドなシースナイフ。頑丈でタフなこのナイフはバトニングとしても使用できます。
☆旅で使用した機材
●単焦点レンズ
非常に明るいレンズで背景のボケもしっかり出て、優しくふんわりとした写真になりますよ。
●オリンパス ミラーレス一眼 OM-D E-M10 MarkⅢ
ぴーきちの相棒OM-D E-M10 MarkⅢ。軽量コンパクトでツーリングには持ってこいです。コスパも良いので是非チェックしてみて下さい。
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コメント
スープ、焼鳥、雑炊と美味しそうです。
歯応えがあったのは、若鶏ではなく親鳥だったのでしょうか?
キャンプで食べると最高でしょうね!
teruteru
2021/04/22 URL 編集返信ブログ読んでいただき、ありがとうございます。
鳥の詩、ご存じでしたかw
鳥は全て親鳥です。
肉の旨味はさることながら、出汁が凄く出ますよ!
外で食べると、本当に美味しいですよね。
ぴーきち
2021/04/22 URL 編集返信